https://www.daily.co.jp/baseball/2017/07/25/001040…
7月28日、神宮球場で行われた第99回全国高校野球選手権西東京大会準決勝で
早実4―1八王子学園八王子で早稲田実業が勝利し決勝進出を決めました。
目次
清宮幸太郎の打撃成績
http://www.hochi.co.jp/baseball/garticle.html?id=2…
1打席目 初回無死一、二塁で初球の変化球を引っかけ、二ゴロ。
2打席目 1点リードの3回1死でストレートの四球。
3打席目 変化球を打たされ捕飛。
4打席目 2ボールからの3球目、外角の変化球を左中間スタンドへソロホームラン。
高校通算本塁打タイ記録
http://www.jiji.com/jc/p?id=20170728123230-0024605…
清宮幸太郎選手は4打席目に放った本塁打で107本目の本塁打となり、
高校通算本塁打タイ記録となりました。
107本目となった本塁打に対し、
「ずっと押しこまれていたし、インコースもずばずば攻められていた。
思い切って振りにいった」と語り、
高校通算本塁打タイ記録に関しては、
「個人的には(記録より)勝ったことの方が大きい」とチームの勝利が最優先であることは揺るぎない。「準々決勝までは、自分たちの力を出し切れていなかった。このままでは、八王子(学園八王子)に食われると思った。(準々決勝後の)空き日を利用して、チームを引き締め直した。きょうはみんな、目の色が違っていたし、自分たちの野球ができた」と話しました。
高校通算本塁打ランキング
http://www.asahi.com/koshien/articles/ASK6162ZMK61…
7月28日現在の高校通算本塁打ランキングです。
山本大貴とは
http://nznsms.jp/2016/06/19/post-2636/
本日の試合で107本目の本塁打を放ち、
高校通算本塁打タイ記録となりましたが、
「タイ記録」ということは当然過去に
107本の本塁打を放った選手がいるということです。
その選手とは神港学園でプレーされていた山本大貴さんです。
中学時代は部員数僅か18人の弱小野球部だったんですが、
当時から体重は100キロを超える巨漢で長打を連発していたようです。
しかし野球推薦で入学した神港学園は部員数100人を超える強豪校で、
厳しい練習と競争争いの中、体重は激減していき
入学時に110キロあった体重が90キロ台まで減ったらしいです。
山本大貴さんは当時を振り返り、
「夏までの3か月で15、16キロ痩せました。
無駄なぜい肉なので、減りやすかったんですが(笑い)」と語りました。
山本大貴 高校通算本塁打記録
http://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20170528-OHT1T5…
高校通算本塁打は公式戦だけでなく
練習試合で打った本塁打も含まれる上、
自己申告制なため、あくまで参考記録にしかなりません。
従って、学校のグラウンドで行った練習試合も記録として残りますので
正直あてにならない部分があります。
山本大貴さんが放った107本は紛れもなく
物凄い成績だと思いますし
評価されるべき記録だと思います。
しかし練習試合の大半を行った神港学園のグラウンドは
左翼が100メートル、右翼が90メートル、センターは僅か105メートルしかなく、
高校通算本塁打の上位に神港学園の選手が多数存在することに対して批判が多く、
特に左バッターには圧倒的有利なグラウンドな為、
山本大貴さんにも批判の目が向けられました。
https://g-advice.jp/213/0
しかしグラウンドが小さいとはいえ107本もの本塁打を放つことは
相当な能力を持っていないと成しえない記録です。
当時、山本大貴さんのスイングスピードはプロの強打者も顔負けの158キロをマークし、
3年春の明石球場ではその夏に甲子園に出場する滝川二高を相手に
バックスクリーンへと140メートル弾を叩き込み、
村野工との練習試合では風に助けられたとはいえ、160メートル弾も飛ばしていました。
高校卒業後の進路
http://nbkturu.net/2095.html
高校通算107本の本塁打を放った山本大貴さんは当然ドラフト上位指名候補だったんですが、
何故かプロ志望届を出さず、社会人野球へ進むことを決めました。
その理由を本人は 「自分はプロでやっていける自信がなかった。通用するイメージが湧かなかったんです。打撃には自信がありましたが、守備が苦手でしたし。未練もなかったです。プロでクビになって仕事がなくなるよりは、社会人に行けるなら行こうと。チキンなんで(笑い)」と語りました。
確かに山本大貴さんの守備力はお世辞でも上手いとは言えないレベルですし、
投手のレベルも一気に上がるため、正直プロで通用するのは難しいと思いました。
またバットも金属から木製に変わるため高校時代のように本塁打を量産することは
到底無理なので「自信が無かった」というのはある意味
冷静かつ客観的に自己分析ができていたということなので
山本大貴さんの判断は間違いではなかったとも言えます。
現に高校卒業後に入社した「JR西日本」ではレギュラーを獲れず、
僅か4年で現役を知りずくこととなり、本人曰く本塁打は「5,6本」だったそうです。
山本大貴 家族
高校卒業後に社会人野球へ進んだ山本大貴さんですが、
正直なぜ大学へ行かなかったのが疑問に思っていました。
色々と探ってみたところ、山本大貴さんは中学2年生の時に
父親を病気で亡くし、その後は母子家庭で育ちました。
働きずくめの母親に負担をかけまいと大学へは進学せず
大手企業に勤められる社会人野球へ進んだようです。
山本大貴 現在
http://nbkturu.net/2095.html
社会人野球へ進んだ山本大貴さんは昨年限りで現役を退き、
現在は広島県東広島市のJR西条駅で駅員として社業に専念しています。
また山本大貴さんは 昨年9月に結婚し、
2月には長男の歩武(あゆむ)くんが生まれ
家族のために仕事に奮闘しているようです。
山本大貴 プロフィール
山本 大貴(やまもと・ひろき)1994年6月27日、兵庫・淡路市生まれ。22歳。小2から野球を始め、東浦中軟式野球部では2年時に県3位。神港学園では1年の5月から一塁手で起用され、同夏にベンチ入り。2年秋から左翼手。3年夏は兵庫大会5回戦で敗退し、甲子園出場はなし。卒業後はJR西日本でプレー。昨季限りで現役引退。当時のサイズは180センチ、90キロ。右投左打。